朗読たんぽぽ~ことばの綿毛を飛ばそう~Ⅱ

“朗読たんぽぽ”パートⅠでは漱石の「草枕」などの小説の他、童話、ファンタジー、詩を掲載。こちらパートⅡでは「フランケンシュタイン」や芥川龍之介の「雛」、「蜘蛛の糸」を視聴いただけます。只今連載中の「三四郎」共々、どうぞよろしくお付き合いくださいませ。

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夏目漱石「三四郎」第13章・最終回


 あぁやっと『三四郎』最終ファイルをお届けできます。丸4年を超える遅々とした長い連載を見捨てることなく、ずうっと聴きにいらしてくださったあなたに、そして「ゆっくりで大丈夫!」と励ましてくださったあなたに、まずはお礼を申し上げます。本当に有難うございました。
 しかし物語にも三四郎の初恋にも、あまりにあっけなく終止符が打たれ、三四郎くんをいつの間にか身内のように感じていた私には、妙に切ない別れとなってしまいました・・・。
 そう、背景動画について少し。フリー画像を探していたある日、“うちわ”で検索をかけたら、うふふ、いっぱい“ウチワサボテン”の写真とめぐり合いまして!! 愉快になって拝借してきました。そして原田さんのモデルである黒田清輝の画の写真もお借りして、こちらは4分あたりから、有名な「湖畔」を皮切りに「婦人肖像」「昼寝」「落葉」「薔薇」「花と猫」「智(頭部)」の順でご覧いただけます。“意気な画”とか“ぽんぽんする画”とか、漱石さんの面白い表現共々お楽しみくださいませ。(←12-6←1-1
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夏目漱石「三四郎」12-6


 当時、本郷界隈にいくつも教会があったらしいのですが、三四郎が向かったのは? 背景動画に拝借した明治村の「ザビエル天主堂」であろうはずはないのですが、雰囲気だけでも味わっていただきたいと思い、掲載いたしました。
 さて美禰子が最後につぶやく言葉。これは『旧約聖書』第51篇から、ダビデ王が部下の妻と通じて云々、という詩句の一部を引用したものなのだとか・・・。(←12-5第13章・最終回→

夏目漱石「三四郎」12-5


マスクもせずにインフルエンザの三四郎を見舞い、その枕元で蜜柑を剥くよし子さん。インフルエンザウイルスの強い感染力を知る今の私たちにはとても考えられない振る舞いに、読みながら「よし子さんに移りませんように」と祈らずにはいられませんでした。その私はと申しますと、前回のファイルに書いた風邪の後遺症が長引き、まだ思うように声が出なくって・・・。しかしそうでなくても呑気な連載にこれ以上の間を空けるのも躊躇われ、だましだまし数テイクを録り何とかUPに漕ぎ着けたという次第。お聴き苦しくはなかったですか? 内容は不足無しに届きましたでしょうか?(←12-412-6→
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夏目漱石「三四郎」12-4


今回は「三四郎、風邪を引く」の巻です。って実は私も風邪のお付き合いをしてしまって・・・。ころんで得た?教訓が、これ→「脱ぐは易し、されど持ち合わせ無きジャケット着るは難く、無きスカーフ巻くも能わず」。「明日も全国的に夏日のところが多く、関東甲信の最高気温は30度を超えそうです」などと耳にして身軽に出かけたら、あれまあ、お日様は雲隠れ、冷たい風がぴゅーぴゅーー!! 長時間の外出には防寒の意識こそが大切なのだと思い知りました。寒さで人間の免疫力はガクンと落ちると聞いてはいましたが、まさに身をもって納得させられたという次第。季節外れの風邪、お召しになりませんようご注意くださいね。(←12-312-5→

夏目漱石「三四郎」12-3


 三四郎の『ハムレット』への感想は、もしかしたらそのまま、坪内逍遥の翻訳による『ハムレット』に対する漱石さんの素直な評でしょうか? 明治40年に実際に観劇した漱石さんも、「好いところも多いが、今一つ、しっくりこないなあ」などと感じていたのかもしれませんね。
 さて終演後の廊下で美禰子さんたちと立ち話をする男性は、あの男性に違いありません。ほら、第10章・最終ファイルのお終いに急に登場した、黒い帽子に金縁眼鏡、遠くから見ても色光沢の好い、あの若紳士に!(←12-212-4→

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プロフィール

森下潤子

Author:森下潤子
 2008年、ドキドキしながら始めた“朗読たんぽぽ”。何かに突き動かされるように次々と録音・UPを繰り返すうち、3年足らずで容量が満杯に……。
 やむなく2010年、この“パートⅡ”開設に至りました。その際YouTubeにファイルを置く方式に切り替えたことから、こちらのファイルには背景動画を付けておりますが、朗読するのは同じ私で、作品への取り組み方も同じです。よろしかったら、どうぞあちらもこちらも分け隔てなくお訪ねくださいませ。掲載作品の検索はこちら→【作品リスト】からどうぞ。ただこのところパートⅠがお世話になっているケロログが消滅している日が多く、それが悩みの種なのですが……。

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