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朗読たんぽぽ~ことばの綿毛を飛ばそう~Ⅱ

ケロログ掲載の“朗読たんぽぽ”パートⅠ復活を祈りつつ、パートⅡでは、夏目漱石「三四郎」、芥川龍之介「雛」「蜘蛛の糸」、山川方夫「夏の葬列」「歪んだ窓」、山本周五郎「鼓くらべ」を掲載。なお「フランケンシュタイン」は前半がパートⅠに収録されており、ここでは後半のみの連載となっております。

Entries

山本周五郎「鼓くらべ」3


 「鼓くらべ」で周五郎さんは、第2章と第3章の全部を使って年の末のある一日の出来事を描いています。呑気な連載を自認している私ですが、少しでも早く“その一日”を繋げたくなり、いつになく気合が入った・・・のでしょうか・・・何とか「年内掲載」が叶いました。
 このように元気に取り組めるのは、やっぱりお訪ねくださる“あなた”のお蔭! 先日はリクエストなども頂戴し、有難くて、ついつい図書館に足が向いております。
 来る年には元号も改まりますが、どうぞこれからも変わらず、拙ブログ“朗読たんぽぽ”を覗きにいらしてくださいませ。心して綿毛の準備に勤しみ、お待ちしております。ではでは良いお年を!!(←「鼓くらべ」2
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山本周五郎「鼓くらべ」2


 「鼓くらべ」では第1ファイルに続き今回も、背景に金沢城の写真(継之助さん撮影)をお借りしていますが、このお城、日本晴れの空によく映えて、本当に美しいですねぇ! 北陸にはまだ足を伸ばしたことのない私ですが、いつか訪ねて、あちこち歩いてみたくなりました。
 さてお話のほう、どうやらお留衣と老人はすっかり打ち解けている様子・・・。今風な言い方をすれば、お留衣さんは「ツンデレ」タイプのお嬢さま、ですかしら?? (←「鼓くらべ」1「鼓くらべ」3→)

山本周五郎「鼓くらべ」1


 そのうち取り組んでみたいなぁと、著作権が切れるのを待っていた山本周五郎。念願叶って、この度やっと「鼓くらべ」に挑戦いたします。初出が少女向けの雑誌だったからか、真っ直ぐな思いを、周五郎さんはとりわけ真っ直ぐに表現していて、後に教科書に採用されたのも、さもありなん、と言えそう! 
 もともと4章からなる作品ですので、ここ“朗読たんぽぽ”でも1章ごとにファイルを改め、全4ファイルでの連載を予定しています。よかったら、どうぞ最後までお付き合いくださいませ。(→「鼓くらべ」2

夏目漱石「夢十夜」第十夜


 『夢十夜』の最終話・第十夜をお届けいたします。今回の主人公・庄太郎は、第八夜に出て来たあの庄太郎と、きっと同一人物。だって「女を連れて通る」ところが床屋の鏡に映ってましたもの、ねぇ?!
 『夢十夜』では一夜一夜が緩やかに繋がり、この世とあの世も緩やかに繋がっていて、そこから立ち昇る奇妙で不思議な空気が全体を被っている・・・。そんな印象を持って今年(2018年)のお正月から連載を始めた私ですが、完結させてみると、もちろん喜びは大きいのですが、文字から音への起こし方、等々、もっと別のアプローチもあったかなぁなどと、複雑な想いも押し寄せてきます。けれど一気に成長できるわけでも、ぱっと解決策が浮かぶわけでもありません。日々ちゃんとご飯を食べて、いろいろ見聞きして、しっかり身体も動かして、小さな挑戦を続ける。それしかなさそう。何より、「朗読たんぽぽ」にお訪ねくださる“あなた”に感謝!!して。(←第九夜←第一夜

夏目漱石「夢十夜」第九夜


 黒い頭巾を被って出て行ったお父さん。“おおよそ”の雰囲気でも背景に入れたいなぁ、でもまさか「鞍馬天狗」ってわけには・・・などと探していたある日、「陸奥宗光」の黒頭巾写真発見! ひとまずダウンロードしたその明くる日、今度は新聞下欄の雑誌広告から「陸奥宗光の“交渉力” 龍馬の相棒にして不世出の外交官」という謳い文句が目に飛び込んで来たのは正に奇遇! あら、そのまま端的な解説になってると思ったのも確かですが、何よりも“縁”を感じ、「写真を使うといいよ」と励まされた気分に。
 また背景動画後半にはセオドア・ウォレス(1859~1939)の「子供をおんぶする女性 横浜1893」を拝借。いつも冷飯草履を履いている第九夜のお母さんは、足元も着物ももっと粗末に違いありませんが、少なくとも当時のムードは共有できるかな、と。(←第八夜第十夜→

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プロフィール

森下潤子

Author:森下潤子
 2008年、ドキドキしながら始めた“朗読たんぽぽ”。何かに突き動かされるように次々と録音・UPを繰り返すうち、3年足らずで容量が満杯に……。
 やむなく2010年、この“パートⅡ”開設に至りました。その際YouTubeにファイルを置く方式に切り替えたことから、こちらのファイルには背景動画を付けておりますが、朗読するのは同じ私で、作品への取り組み方も同じです。よろしかったら、どうぞあちらもこちらも分け隔てなくお訪ねくださいませ。掲載作品の検索はこちら→【作品リスト】からどうぞ。しかしパートⅠがお世話になっているケロログは消滅なのでしょうか? とすればリストも消え……、どうすべきなのか、名案はまだ浮かばず悩んでおります。

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