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朗読たんぽぽ~ことばの綿毛を飛ばそう~Ⅱ

ケロログ掲載の“朗読たんぽぽ”パートⅠ復活を祈りつつ、パートⅡでは清少納言「枕草子」連載を開始。収録作品は他に夏目漱石「三四郎」、芥川龍之介「雛」「蜘蛛の糸」、山川方夫「夏の葬列」「歪んだ窓」、山本周五郎「鼓くらべ」など。

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清少納言「枕草子」第1段


 “朗読たんぽぽ”パートⅠの『虫めづる姫君』をきっかけに拙ブログをご贔屓くださる方から「古典文学の新作希望! ダウンロード分のヘビロテなので・・・」とのお言葉。激励された思いで『枕草子』への挑戦を決めたのですが、底本も多いこの作品、出版社により段の数え方からして違うんですねぇ。数ある本のどれを選び、どう読むか? 大庭みな子さんの現代語版や橋本治さん(1月29日死去のニュース。あまりにも早い旅立ちが残念でなりません。合掌)の労作である『桃尻語訳 枕草子』なども参考にして考え込み、結局『新潮日本古典集成』を使うことにいたしました。校注をされた萩谷朴先生の「古典解釈はイマジネーション」というご発言を知ったのが大きかったかもしれません。時空を超えて当ブログにやって来た清少納言ならぬ“お清ちゃん”のおしゃべりが、あなたにはどんな風に届きますことやら?? まずは第一段「春はあけぼの」、聴いてやってくださいませ。
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山本周五郎「鼓くらべ」4


 作者・山本周五郎の分割に従い4ファイル連載でお届けした「鼓くらべ」、昨秋から年を跨ぎ本日やっと完結です。長い間お付き合いくださったあなたに心からお礼を申し上げます。有難うございました。 
 さて物語の老絵師が「人の世で最も美しいもの」と言い切る音楽、演奏者の人柄や持ち味、解釈、技術、等々によって同じ曲がずいぶん違って聞こえるときがありませんか? そのあたり、きっと朗読も似ていて、読み手によって作品が微妙に違う雰囲気を醸したり・・・するのでしょうねぇ。怖いことです。
 今回、返す返すも残念なのは、最後に老人の枕辺で鼓を打つお留衣の「いイやあ――」。素人の付け焼き刃ではとてもとても、出せる声ではありませんでした。時間不足というのも言い訳。どうぞ赦してやってくださいませ。(←「鼓くらべ」3|←「鼓くらべ」1

山本周五郎「鼓くらべ」3


 「鼓くらべ」で周五郎さんは、第2章と第3章の全部を使って年の末のある一日の出来事を描いています。呑気な連載を自認している私ですが、少しでも早く“その一日”を繋げたくなり、いつになく気合が入った・・・のでしょうか・・・何とか「年内掲載」が叶いました。
 このように元気に取り組めるのは、やっぱりお訪ねくださる“あなた”のお蔭! 先日はリクエストなども頂戴し、有難くて、ついつい図書館に足が向いております。
 来る年には元号も改まりますが、どうぞこれからも変わらず、拙ブログ“朗読たんぽぽ”を覗きにいらしてくださいませ。心して綿毛の準備に勤しみ、お待ちしております。ではでは良いお年を!!(←「鼓くらべ」2「鼓くらべ」4→

山本周五郎「鼓くらべ」2


 「鼓くらべ」では第1ファイルに続き今回も、背景に金沢城の写真(継之助さん撮影)をお借りしていますが、このお城、日本晴れの空によく映えて、本当に美しいですねぇ! 北陸にはまだ足を伸ばしたことのない私ですが、いつか訪ねて、あちこち歩いてみたくなりました。
 さてお話のほう、どうやらお留衣と老人はすっかり打ち解けている様子・・・。今風な言い方をすれば、お留衣さんは「ツンデレ」タイプのお嬢さま、ですかしら?? (←「鼓くらべ」1「鼓くらべ」3→)

山本周五郎「鼓くらべ」1


 そのうち取り組んでみたいなぁと、著作権が切れるのを待っていた山本周五郎。念願叶って、この度やっと「鼓くらべ」に挑戦いたします。初出が少女向けの雑誌だったからか、真っ直ぐな思いを、周五郎さんはとりわけ真っ直ぐに表現していて、後に教科書に採用されたのも、さもありなん、と言えそう! 
 もともと4章からなる作品ですので、ここ“朗読たんぽぽ”でも1章ごとにファイルを改め、全4ファイルでの連載を予定しています。よかったら、どうぞ最後までお付き合いくださいませ。(→「鼓くらべ」2

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プロフィール

森下潤子

Author:森下潤子
 2008年、ドキドキしながら始めた“朗読たんぽぽ”。何かに突き動かされるように次々と録音・UPを繰り返すうち、3年足らずで容量が満杯に……。
 やむなく2010年、この“パートⅡ”開設に至りました。その際YouTubeにファイルを置く方式に切り替えたことから、こちらのファイルには背景動画を付けておりますが、朗読するのは同じ私で、作品への取り組み方も同じです。よろしかったら、どうぞあちらもこちらも分け隔てなくお訪ねくださいませ。掲載作品の検索はこちら→【作品リスト】からどうぞ。しかしパートⅠがお世話になっているケロログは消滅なのでしょうか? とすればリストも消え……、どうすべきなのか、名案はまだ浮かばず悩んでおります。

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